こんばんは。
今日はちゃんと機材について書いていきます。と言うわけで本日はこちら!!
Bogner burnley distortion
言わずと知れた高級アンプメーカーbognerのコンパクトエフェクター。2014年ごろに発売されたこのエフェクターはNEVEトランスを内蔵したbogner製エフェクター群のうちの一つで、bognerペダルとして有名なEcstasy red/blueシリーズとは別ラインとなっています。音響機器メーカーとして有名なNEVE製のトランスを内蔵していることがウリです。(特に実感なし) 僕が所有しているのはburnleyの限定生産版でトップが木製(Bubinga exotic hardwood top panel)になっています。少し無機質な通常版と比べると愛着湧きやすいのではと思います、結構気に入っています。
現在は中古で2万円ほどで購入できるようです。僕は4年前くらいに4万円弱で買ったと思います。当時B'zにどハマりしていた僕は(今も大好きですが)松本孝弘さんが使っていたことがあると言うだけでbognerに飛びつき、ecstasy redを試奏したのですが、あまりにギャンギャンサウンドだったために買うことを渋っていました。そのときにこのペダルに出会い、弾いてみるととても滑らかで耳に優しい音だったのです。これだと思い購入。割と即決でした。
4年間使っていて、いろいろと思うところはあるのでそれを書いていきたいと思います。
ではレビューしていきましょう!
音について
まず、一言で言うと暗いです。歪みは深くかけることができますが、ザクザクしたようなエッジの効いた音はなかなか出せません。アンプ側で高音域をかなり強調してやっときらびやかな音になるといった感じです。その代わりに耳に痛いと思ったことは一度もありません。
ペダル上部にはtight/fatモードの切替スイッチがついており、tightだと低音がスッキリした音に、fatだと太い音になり少し音量と歪みが増えるイメージです。ノブはlevel, tone, gainの三つでシンプルです。gainはどの位置でも使える音になるのに対して、toneは12時以下ではほぼ使えないといった印象です。というのも、toneを下げると音量が下がり、音も細くなってしまうからです。もともと音が暗めなのでtoneは上げ気味で使うことが多く、そこまで気になりませんが、ここは欠陥かなぁ。
何度も書いているように音が暗い(特にfatモード)ので歪みきったメタル風のバッキングには向いていません。(無論できないわけではないです)一方でギターソロやリードフレーズを弾く際には抜けがよく、耳に痛いといったこともない綺麗な音色で活躍してくれると思います。tight/fatの切り替えは外部からコントロールすることができないのでバッキングとリードをこれ一台で完結することはできませんし、リード、ソロ専用歪みかなぁと思います。ここはデュアルスイッチを備え、単体でブーストできるecstasyシリーズのペダルに劣る点ではあります。
入力音に対するレスポンスは素晴らしく、ボリュームを絞るとほぼクリーン、クランチサウンドを実現できます。歪んだ音よりもいいのではないかと言うくらい、太くて甘い音になります。ぜひ試してみてください。
音以外の面について
まずスイッチ部分(踏む部分)のふみごごちが最悪です。これはもう最悪としか言いようがないのですが、機械式でかなり硬めなので踏み損ねがよくあります。しっかり踏もうと思って踏み込んでばかりいたら壊れてしまいました。今は常時オンにしてスイッチャー側で制御するようにしています。
また各種ノブも外れやすい上、プリントがはげやすいです。僕のものはマーカーで上から書き直しています。
重さはそこそこあります。また、エフェクトがオンになっている時に着くLEDは入力信号によって明るさが変わります。この機能は何気に便利で、ボードを繋いだのにアンプから音が出ないといったトラブルの際に、このLEDをチェックすれば問題がこのエフェクター以前の配線にあるのか否かがわかります。本来の機能とは明らかに違いますが(笑)
まとめ
Bogner burnleyは音が暗めでザクザクとした音を出すのは難しいですが、滑らかで耳に優しいリードトーンを求める方には最適なペダルだと思います。レスポンスも非常によく、手元で色々な音色を作ることも可能なので非常によくできたペダルです。気になった方はぜひ実際に弾いてみてください。
3日坊主にならずに済んで安心。それでは、また明日。